誰しも平等に訪れるのが死。人類の歴史において不老不死の人間は1人たりとも存在しません。
今、この記事を読んでいるあなたにも必ず死は訪れます。
厄介なことに、誰にも自分の寿命を知ることが出来ないのです。
ある日突然、自分にもしものことがあったときに、残された家族に迷惑がかかるのではないかと心配にもなりますね。
自分に万が一のことが起こったときに、伝えておきたい情報を託すためにエンディングノートを作成して残しておきましょう。
エンディングノートは市町村、自治体が作成して、配布しているところもあります。
生活をしていれば、書き込んだ内容が変わることもあります。
書店や文房具店で高価なエンディングノートを購入しなくても、市町村、自治体で配布されるエンディングノートであれば手軽に修正や作成することができます。
エンディングノートを準備したい人
■ エンディングノートはどこで準備すればいい?
■ 無料のエンディングノートはあるの?
■ 市町村、自治体のエンディングノートとは?
■ 住んでいる地域ではエンディングノートを配布していない
終活のエンディングノートとは

エンディングノートとは、自分に万が一のことがあったときに、残された家族に伝えておきたい情報を託すためのノートです。
財産分与などの法的効力はありませんが、あなたの最期をどのように迎えたいか自分の意思を示すことができます。
書ける内容から書いて、年に一度見直しましょう。
個人情報が記載されているので、保管には十分注意しましょう。
ただし、ノートの存在と保管場所を家族の方に伝えるのを忘れずにしておきましょう。
エンディングノートに記載する項目には決まりはありませんが、自分の人生の足跡や人間関係について記し、気持ちの整理をすることからはじめるといいですね。
市町村、自治体のエンディングノートとは
市町村や自治体でもエンディングノートを作成して配布しているのをご存知でしょうか。
さらに、作成されたエンディングノートを一部有料で販売しているところもありますが、無料配布されている市町村、自治体もあります。
自治体が配布しているエンディングノートは、市役所や区役所の福祉課などの窓口で手に入れることができます。
そのほか、ケアプラザでの配布や支援センターなどでも配布しているところもあります。
自治体や市町村でエンディングノートを作成し、配布するのには高齢化が進む社会への対応の一環であると言えます。
高齢化の中には一人暮らしの単身世帯も増えており、自治体、市町村の福祉担当も高齢者の希望を細かく把握することはできませんでした。
しかし、エンディングノートがあることによって、介護や葬式、相続についてエンディングノートに記されていれば、福祉課も慌てずに済みます。
また、エンディングノートを作成することによって、高齢者の人生がいきいきとしたものになるよう、もしもの介護や亡くなったときに望みを知ることを目的に作成されています。
住んでいる市町村、自治体にエンディングノートがない

あなたが住んでいる市町村によっては、エンディングノートが作成されていない場合もあります。
そういったときには、他の自治体ホームページからエンディングノートをお手持ちのPCからダウンロードすることも可能です。
自治体は違っても、記載する内容はどの市町村に住んでいても大きくかわりませんので、気に入った市町村のものを活用するといいですね。
市販されているエンディングノートとの違いはあるの?
書店や文房具店で市販されているエンディングノートと市町村、自治体で配布されるエンディングノートではちがいがあるのでしょうか。
市役所、役場などの自治体で配布されているエンディングノートは重要なことを簡単にまとめられるようにページ数も少なく15ページから20ページ前後と市販のエンディングノートに比べてページ数が少ないのも特徴です。
エンディングノートを作成して1年、2年が経過すると事情も内容も変化してきます。
市販の分厚いエンディングノートにしっかり書き込んだとしても、再度書き直すのはとても労力がいります。
自治体のページ数の少ないものであれば、1年に一度内容を見直し、作成するのも苦ではありません。
また、1年に一度使用するエンディングノートをお気に入りのものに変えるのも楽しみではありませんか。
エンディングノートの入手方法
自治体や市町村によっては地域の情報や窓口相談を掲載していたり、広告協賛が掲載されているものもあります。
エンディングノート入手方法は主に2種類あります。
市役所や役場の窓口で配布してもらう方法
自治体の役場にある福祉課、支援センター、ケアプラザといった場所になります。場合によっては配布対象65歳以上やその家族であったり、支援者であることが定められている場合もあります。
PCからダウンロードして入手する方法
ダウンロードは市町村、自治体のホームページから行なうことができます。PDF版やWord版で印刷して使うことができます。
Word版であればそのままPCで内容も入力できるので便利ではあります。
あなたの住んでいる自治体公式ホームページのサイト内検索で「エンディングノート」と入力してみると、作成されているか確認することができます。

エンディングノートを作成している自治体、市町村を紹介
エンディングノートを作成している市を一部紹介します。
なお、SSL対策されていない自治体も多くあり、対策されていないものはリンクしておりませんので、ご了承ください。
栃木県足利市A100
https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/page/endexinnguno-to.html
神奈川県茅ケ崎市
https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/otoshiyori/1022374.html
福岡県福岡市
https://www.city.fukuoka.lg.jp/hofuku/chiikihoken/health/00/04/reiwa2maienndelinnguno-to.html
大分県大分市
※大分市エンディングノートで検索してください。
東京都調布市
https://www.city.chofu.tokyo.jp/www/contents/1574210225830/index.html
岐阜県岐阜市
https://www.city.gifu.lg.jp/39089.htm
神奈川県厚木市
https://www.city.atsugi.kanagawa.jp/shiminbenri/iryofukusi/fukushi/kourei/koureishafukushiservice/d027979.html
埼玉県久喜市
https://www.city.kuki.lg.jp/smph/kenko/kaigo_korei/zaitaku-kaigorenkei/endingnote.html
茨城県守谷市
https://www.city.moriya.ibaraki.jp/koureisha_fukushi/kaigohoken/tiikidekurasu/ending-note.html
滋賀県守山市
https://www.city.moriyama.lg.jp/chiikihokatsu/20181126.html
東京都武蔵野市
※武蔵野市エンディングノートで検索してください。
千葉県船橋市
https://www.city.funabashi.lg.jp/senior/oshirase/p080391.html
静岡県裾野市
裾野市エンディングノートで検索してください。
埼玉県蓮田市
※蓮田市エンディングノートで検索してください。
愛知県日進市
https://www.city.nisshin.lg.jp/department/kenko/fukushi/3/2/2/zaitaku/10728.html
神奈川県逗子市
https://www.city.zushi.kanagawa.jp/syokan/houkatsu/sonota/p11005.html
長野県中野市
https://www.city.nakano.nagano.jp/docs/2019030400016/
埼玉県鶴ヶ島市
https://www.city.tsurugashima.lg.jp/page/page005396.html
青森県青森市
※青森市エンディングノートで検索してください。
山梨県富士吉田市
https://www.city.fujiyoshida.yamanashi.jp/info/3390
大阪府堺市
https://www.city.sakai.lg.jp/smph/nishi/torikumi/endingnote.html
香川県観音寺市
https://www.city.kanonji.kagawa.jp/soshiki/16/27186.html
滋賀県彦根市
https://www.city.hikone.lg.jp/kenko_fukushi/fukushi/3/14130.html
山口県宇部市
https://www.city.ube.yamaguchi.jp/kenkou/sonota/sougousoudan/ending.html
徳島県徳島市
※徳島市エンディングノートで検索してください。
神奈川県鎌倉市
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/koureisya/endingnote.html
東京都狛江市
https://www.city.komae.tokyo.jp/index.cfm/44,78727,340,3397,html
宮城県塩竃市
https://www.city.shiogama.miyagi.jp/soshiki/12/1752.html
埼玉県八湖市
https://www.city.yashio.lg.jp/smph/kenko/kaigohoken/kaigohoken_simin/kaigoshien/20181001.html
栃木県下野市
https://www.city.shimotsuke.lg.jp/0150/info-0000002848-1.html
徳島県阿南市
https://www.city.anan.tokushima.jp/docs/2019082600051/
千葉県山武市
https://www.city.sammu.lg.jp/sp/page/page001778.html
長野県上田市
https://www.city.ueda.nagano.jp/soshiki/korei/33873.html
兵庫県尼崎市
https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/kurashi/sumai/1021364/1023238.html
茨城県竜ケ崎市
https://www.city.ryugasaki.ibaraki.jp/fukushi/houkatsu/kenri-gyakutai/myway.html
滋賀県甲賀市
https://www.city.koka.lg.jp/13546.htm
三重県松阪市
https://www.city.matsusaka.mie.jp/site/koureisya-wel/endingnote.html
栃木県真岡市
https://www.city.moka.lg.jp/toppage/lifescene/funeral/6546.html
京都府長岡京市
https://www.city.nagaokakyo.lg.jp/0000005598.html
茨城県笠間市
https://www.city.kasama.lg.jp/sp/page/page011164.html
東京都立川市
https://www.city.tachikawa.lg.jp/koreifukushi/syuukatu.html
宮崎県宮崎市
https://www.city.miyazaki.miyazaki.jp/health/health/effort/miyazakiendingnote.html
千葉県成田市
https://www.city.narita.chiba.jp/kenko_fukushi/page0131_00020.html
福島県田村市
https://www.city.tamura.lg.jp/soshiki/15/kaigoyobou11.html
千葉県富津市
https://www.city.futtsu.lg.jp/0000005598.html
佐賀県鳥栖市
https://www.city.tosu.lg.jp/6524.htm
北海道北広島市
https://www.city.kitahiroshima.hokkaido.jp/hotnews/detail_sp/00137248.html
岐阜県可児市
https://www.city.kani.lg.jp/17441.htm
岡山県井原市
※井原市エンディングノートで検索してください。
愛知県小牧市
※小牧市エンディングノートで検索してください。
大阪府大東市
※大東市エンディングノートで検索してください。
宮城県登米市
https://www.city.tome.miyagi.jp/koho/kurashi/endingnote.html
岡山県真庭市
https://www.city.maniwa.lg.jp/soshiki/38/25544.html
長野県伊那市
https://www.inacity.jp/iryo_kenko_fukushi/iryo_kenko/iryo_kenkojoho/zibunnote.html
これから終活する方にもおすすめの理由

ほとんどの自治体は無料でエンディングノートを配布してくれています。ダウンロード可能な自治体もあります。分厚くて高価なエンディングノートを購入して途中でまとめるのをやめてしまうよりも、数ページに大切な事がまとめられるエンディングノートを活用してはどうでしょうか。
わざわざ書店に行って、高価なエンディングノートを購入しなくても、自宅でプリントアウトして記入しておけば、窓口に行く手間も書店に行く手間もなくなります。
各自治体の作成したエンディングノートから好みのものを選んで作成することができます。住んでいる地域のものを必ず使用する必要はないので、書きやすいもの、気に入ったものでエンディングノートを作成してもかまいません。
エンディングノートは一度書けば終わりではありません。1年に一度、生活の変化に応じて作成することをおススメします。年ごとにさまざまなエンディングノートを使用する楽しみにもなりますね。まずは一冊エンディングノートを作成してみましょう。
ワード版でPCにダウンロードすればわざわざ手書きすることなくまとめられ、修正も簡単です。ただし、データや個人情報の管理には十分注意が必要です。

まとめ
エンディングノートを作成することは、終活活動をはじめる第一歩となります。あなたの足跡や情報を丁寧に振り返り整理していくことで、準備が進めやすくなります。自治体や市町村で作成されるエンディングノートはページ数は少なく、重要な項目に絞ってありますから、最後まで整理することも容易です。
まずは1冊を完成させてみましょう。気持ちの不安も軽減されて、毎日の生活がイキイキ過ごせますよ。
