バーベキューに持っていく炭の量はどのくらいが適量なのか悩んだことはないですか?
バーベキューの最中に炭がなくなって、食材はまだまだ余っているとなっては大変ですよね。
今回はバーベキューに持っていく炭の量の目安と炭の種類とその特徴についてご紹介します。
バーベキューに最適な炭の量の目安とおすすめの炭は?
家族4人で3㎏~4㎏が目安
バーベキューの最中に炭がなくなっては、せっかくの楽しい時間が台無しです。
持参する炭の量は、4人家族で1台のグリルを用意する設定であれば、炭は3㎏~4㎏は必要です。
1人につき1㎏以上の計算で足りなくなることはないと思います。
豆炭であれば、この倍を準備しておけばいいでしょう。
炭は何年でも長持ちするものですから、余った炭は次回のバーベ―キューに使用すればいいのです。
代表的な炭の種類
豆炭は火着きが良くて火力の調整が簡単だからバーベ―キューに最適
豆炭
【成分】
木炭粉等
【特徴】
火着きがいい
火力調整がしやすい
煙が少ない
人口的に実用化された「成形炭」は炭火も調節が安易です。
豆炭は英語名でチャコールプリケットと呼ばれており、木炭や石炭の粉を練って定められたサイズに固めた「成形炭」です。
大きさや炭化具合に差のある天然木の炭と比べて、とっても着火しやすく、表面に彫られた溝が空気の流入をアシストして、火力も一定に保てますから、グリル内で火力の差が生じる心配もないのです。
着火時に僅かばかりの煙は出ることが理由で、家の中で七輪になると使えないですが、値段も手ごろで火の扱いも容易なため、バーベキューには一押しです。
箱サイズ(約) | 幅285×奥行160×高さ195mm |
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材質 | 木炭粉 |
原産国 | 中国 |
黒炭
【成分】
ナラ・クヌギなど
【特徴】
火着きがいい
燃焼時間が短い
火力調整がしやすい
ナラやクヌギなどといった広葉樹を窯に一杯にして点火し、密封して消火し終えた炭。
一般的に、炭と呼べばこのこと。
煙だけじゃなく刺激臭が発生しないので、部屋でも安全に活用できます。

生産国 | 日本、岩手県 |
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重量 | 6kg |
特徴 | 煙が少ない |
炭種 | 黒炭 |
形成炭
【成分】
オガクズ・ヤシガラなど
【特徴】
火着きがいい
扱いやすい
価格が安い
オガクズであったりコーヒー殻、ヤシガラを固めた上で炭化させた炭になります。
着火剤を染み渡らせた商品もあって、容易に点火することができます。 が、他の面からみると、火持ちは製品により違いが出ます。

森林伐採しないヤシガラ成型炭。
コンパクトで小さな火床でもピッタリ収まるサイズです。マッチでも簡単着火。
ヤシガラを再利用したエコな炭です。
総重量 | (約)600g |
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内容量 | 4pcs |
サイズ | (約)7.5×3.5cm×4pcs |
主素材 | ヤシガラ |
マングローブ炭
【成分】
マングローブ
【特徴】
価格が安め
火着きがいい
煙が多く、匂いがある
熱帯の樹木、マングローブ製の炭です。
柔らかく火着きもいいのですが、多少の匂いや炎が立ち上がることがある。完全に火が落ち着いてからバーベキューをはじめよう。
備長炭
【成分】
ウバメガシ・アラカシなど
【特徴】
火着きが悪い
火持ちがいい
価格が高め
ウバメガシ材を窯で焼いて、灰をかけて消火し終えた「白炭」。
火力と火持ちに優れるけれど、高価で着火が非常に難易度が高いです。。
初心者でのバーベキューには扱いが難しいです。
炭の特徴と扱い方を知ればバーベキューは楽しい
バーベキューの主役は炭だと言って間違いありません。炎が昇る薪とは違って、火力が安定して、食材を焦がしてしまう失敗もほとんどないのが特徴です。けれど、炭と一纏めにいったとしても、その種類はさまざまです。価格が高いか安いか、火着きは良いか悪いか、食材をきれいに焼き上げることができるのか、そういったものを考慮したうえで炭を選ぶと理想的だと思います。
バーベキューに使う炭は、北日本で生産されるナラやクヌギの炭がおすすめで、一般的には「黒炭」と言われています。窯の中で密封させて炭化させた炭です。火着きが良く、火力もあり安定します。それに加えて、ほとんど匂いがないのが特徴です。アウトドアだけじゃなく、家の中で七輪や火鉢にも応用できます。茶道でもつかわれており、予め手ごろなサイズに調整された黒炭は多少高価ではあるのですが、バラバラなサイズなら15㎏の大袋入りでも5千円程度で買うことができます。炭は腐ったりするものじゃないので、ごっそり買い込んで必要な分だけ使うのも良いと思います。
ヤシガラやオガクズ、あるいはコーヒー殻を固めて炭化させた成形炭は、予め着火剤が塗られている商品も存在し、易々と火がつけられます。とりわけチャコールブリケットとも呼ばれる豆炭は、最初に多少の煙は出るものの火持ちがいいんです。けれども、形成炭の中には、火持ちが悪いものも見受けられます。バーベキューで失敗しないように、予め下調べしておくといいです。
炭火料理店あたりでよく使用される備長炭が、近畿地方で開発された炭です。重くて頑丈なウバメガシの木を窯で蒸し焼きにしたうえで、窯から出して灰をかけて消火したものを出荷しているのです。表面が白いという理由で「白炭」とも呼ばれていて、火着きは悪いが火持ちが非常に良いのが特徴です。ビギナーには少し難易度が高めです。無理してでもプロの炭を使用するならば、黒炭をおこした炎に白炭をくべるなど火着け工夫するようにすれば、備長炭をスマートに楽しめます。
当然のことながら炭は木や紙と比べて火がつきにくいものだから、着火する場合には、まず着火剤の上に木片や炭の欠片を並べて点火した方が良いでしょう。炎が落ち着いて炭が起こり始めたら用心しながら風を送ります。完全に火が移ったのを確認してから、大型の炭をくべていこう。風を送り出す際は全体に空気が回るうちわと、一点集中して風を送る火吹き竹あるいは火吹き棒を併用することによりベストな炭をおこすことが可能です。 チムニースターターというような煙突効果で炭を一発点火することができれば時間短縮して最高の火おこしが可能となります。
