キャンプに使用する基本となるアイテムを紹介します。
キャンプではどんなアウトドアの道具があるのかを知識として知っておきましょう。
アイテムは無数にあるので、そこから自分に必要な道具であったり、自分のキャンプスタイルに合ったものを選んでいきましょう。
キャンプで寝るための道具
シュラフ(寝袋)
布団の代わりをしてくれる寝袋の種類は2種類
キャンプの寝具としてシュラフと呼ばれるものが使用されます。
からだの形ですっぽり入り込む形状のものをマミー型といい、布団ををたたんで焼きパイみたいな形状をしたものを封筒型といい、この2種類が主流のタイプとなります。
中綿はダウンと化繊綿の2タイプがあり、どちらかというとキャンプではゆったり眠れる封筒型を選ぶ人が多いようですが、さまざまなシーンで活用されるマミー型のほうが、素材や適応温度などの違いで種類が豊富です。
コンパクトさと暖かさを重視して検討するなら、ダウン素材のものがおすすめです。
ダウン素材は濡れると重さで膨らみが縮んでしまい、保温力が低下してしまうので、テント内側の結露に触れないように濡れには注意が必要ですが、温かさではピカイチです。

ランタン
テントサイトを照らす温かみのある光源
電気のついていないテントサイトにおいての照明がランタン。ガス、ガソリン・電池式の種類があって、テープル周辺で長い時間・使うならガスかガソリン式がおすすめです。
テント内では小型で火を使わなくてよい電池式とシーンに応じて分けて利用するといいです。
テープル周辺を照らすのであれば、ポールタイプのランタンホルダーが準備されていると広い範囲を照らすことができて都合がいいです。

マット
大地からの冷気をシヤットアウト
テントの床面は薄いシート一枚のみとなるため、ダイレクトに寝ると地面の冷気で冷え込むし・デコボコが背中を直接刺激するため、安眠が得られない。マットは安眠に役に立つ必需品だと言えますね。
大きく分けると、ウレタンなどクローズドセル、空気を入れるインフレータブルの2タイプがあります。
クルマで遊びに行くキャンプ場合は、収納サイズは大きいのですが、活用場 面を選ばず手間いらずで使えるクローズドセルが頼りになります。
キャンプを楽しむなら焚き火の道具
焚き火台
キャンプのマストアイテム
ここ最近では地面でじかに火を焚くということを禁止してい る場所が多くあるので、焚火にはそれ専用の焚火台を使う のが一般的です。
金属の容器の中で薪を燃やすので、地面へのダメージを少なくすることができるし、網などを 乗せが容易なプラスの面が多い。素材や形状・サイ ズなどにいくつかのタイプがあって、焼き綱や 鍋などのセッティングにもそれぞれ特徴があり、価格 も広範囲に及びます。ただ火を眺めているのが好きな方、ガッツリ 料理もしたい方、車が小さいのでコンパクト なものを選びたい方といったニーズに対応している商品が多くあります。
自分の焚火スタイルに 合わせてピックアップするといいです。
バーベキューグリル
焚火台と兼用しても使える
キャンプの楽しみとしてバーベキューは欠かせないイベントのひとつです。
是非とも欲しいのがバーベキューグリル。
丸形、四角型、折りたたみ型、ふたつ繋ぎのものまで実にさまざまなタイプのバーベキューグリルが存在します。
キャンプには持ち運びが容易なタイプのものが向いていますよ。

チャコールスターター
炭火料理には是非とも活用したい
焚火台やバーベキューグリルで炭を使うときにあると便利な火おこし器がチャコールスターターです。
昔からある道具ではあるのですが、キャンプ用にはコンパクトで風などの影響を受けにくい造りに工夫されていて、中に炭を入れてバーナーの火にかけて着火するとスピーディに炭に火を熾すことができます。
コンパクトに折りたためるものあるので、持ち運びには便利です。

火消しツボ
あると安心して休めるアイテム
周囲の安全に注意すれば、焚火の残り火は燃え尽きるまで放置していてもいいのですが、強風に煽られたり、周囲に枯草などが多いと、気になって眠れない人もいるのではないでしょうか。
心配な状況に備えて火消しツボを用意しておくと安心です。また、消し炭の持ち帰りにも使えるので便利です。
アウトドアの基本は食べることから
バーナー
火力の調節もできて快適に調理
絶妙な火加減で調理できるのがアウトドア用バーナーの素晴らしところです。
キャンプでは2口コンロのツインバーナーがキャンパーの中では主流となっています。
燃料にはガスとガソリンがあり、初心者にはガスのほうが扱いやすいです。
テーブルの上に置いて使うことができるシングルバーナーはガス式が主流となり、一体型と分離型の2種類があります。
用途に合わせてキャンプ設計してみてください。
持ち出す燃料は統一しておこう
ガス燃料にはアウトドア缶(OD缶)とカセットガス缶(CB缶)があります。OD缶は登山向きで耐久性に優れています。アウトドア専門店などで購入することができます。一方でCB缶の場合は家庭用のガスコンロなどでもよく使われており、スーパーやホームセンター、コンビニでも手に入れることが可能です。いずれの場合もランタンやバーナーは同じタイプの燃料に統一しておくことで、ガスの使いまわしで使用が可能になるので、より経済的です。
キッチンテーブル
料理好きなら購入したい
ツインバーナーを使用して本格的なキャンプ料理を作りたいと思うなら、絶対手に入れたいのがキャンプテーブル。
折りたためる作業台で鍋や食器、まな板などが置けるラックなんかも付いているものは魅力的で、ステンレスなどの金属製のものだと、熱に強く、ふき取りやすいいため清潔に保てます。
クーラーボックス
屋外での鮮度を保つ冷蔵庫
持って行った食品を傷めず、現地で冷たいビールを飲むためにも、キャンプには欠かせないギアのひとつにクーラーボックスがあります。
一泊~二泊のキャンプには50?前後のハードタイプと収納性に特化したソフトタイプを用意しておくと便利がいいです。
ハードタイプには出し入れを頻繁にするドリンク類を入れておき、ソフトタイプには食材などを保冷剤と一緒に密閉しておきたいものを入れるなどして、使い分けるといいです。
小さめのソフトタイプならハードタイプのクーラーボックスに入れて保冷力を高めて使用することも出します。
どちらも保冷剤や氷を入れて使用しましょう。
ウォータータンク(ジャグ)
テントサイトに炊事場や水分補給などの水場をつくる
キャンプ場には炊事場が用意されていますが、テントサイトにも炊事場を作ることで、料理やお茶や珈琲など入れる時に便利です。
蛇口つきのタンク(ジャグ)に水を入れておき、使いやすいキッチンテーブルに設置するなどすれば、専用の水場が出来上がります。
設置するならハードタイプが安定感があります。収納性を重視するならソフトタイプがオススメです。
バケツ
ウォータータンクの下にはキッチンシンクの代わりになるバケツを置いておくと水が垂れ流しにならずに使いやすいいです。溜まった水は洗い物も付け置きなどに利用すると後片付けも楽にできます。また、炭の火消しにも利用できます。
クッカー(鍋)
調理のスタイルに合わせて用意しておく
ステンレス、アルミ、ホウロウなどの素材でサイズも各種あります。大小の鍋とフライパンがセットになったものならスタッキング(積み重ねて収納)が持ち歩きにも便利です。
4人程度のキャンプであれば、鍋2個にフライパンを基本セットと考えて、必要に応じて道具を追加していくとよいでしょう。
焚火で料理をするならダッチオーブンが便利です。

食器
割れたりしない素材がおすすめ
紙皿や紙コップやアルミ皿など使い捨てもあるのですが、 ゴミが増えて嵩張るので、キャンプ用の食器を用意することをおススメします。
無理にアウトドアギアのものを選ばなくても、好きなお皿を選ぶほうがテンションが上がると思います。
重ねて収納できて、割れにくく変形しにくいもの、洗いやすいものがいいのではないかと思います。
カトラリー(箸・スプーン・フォークなど)
ゴミを減らすなら準備したい
食器と同様に箸やスプーン、フォークなど専用のものを準備して、割りばしなどの使い捨てをしないのも気持ちがいいものです。
食器と合わせて好きなカトラリーを準備するとよいと思います。
個人用のほかに、調理につかう菜箸やおたま、ヘラなどの用意もしておくといいです。
登山用の折りたたみが可能なものもあるので是非検討してみるのもいいですね。
シェラカップ
アウトドア用品の定番で、無骨なデザインでありながら存在感を存分に発揮してしまうシェラカップ。積み重ねて収納できることと、火にかけても使用できる丈夫さがウリです。取り皿として使用したり、珈琲などを入れて使用したりと、使い勝手のよいアイテムです。
キャンプを楽しむためにくつろぐスペースを確保
タープ
日差しや雨を避けるスペースの確保
テントと並べて設置するキャンプ用の屋根の役割をするタープ。タープの下にテーブルとチェアを並べれば、専用のアウトドアリビングの完成です。
一般的なのは多角形の一枚布をポールで立てる「ヘキサタイプ」で、アレンジができて他のタイプと比べて嵩張らないので持ち運びにも都合がいい。
その他には、独立した部屋が作れる「シェルター」やメッシュ式の小屋型「スクリーン」タイプなどがあります。
ペグハンマー
合わせて準備しておくべきものはペグハンマーです。ヘキサタープでは、張り綱(細めのロープ)を使ってポールを立てます。張り綱を地面に固定するペグを打ち込むにはハンマーがあるといいです。ペグを引き抜く際にもハンマーを使えば手で抜くよりも効率よく撤収することができます。
テーブルチェア
アウトドアリビングには外せないアイテム
食事の時間や仲間でトークを楽しむくつろぎの時間を作るのに欠かせないチェアー。
人が集まる場所として空間の主体となるのがテーブル周りだと言っていいでしょう。キャンプ用には折りたたみタイプが持ち運びに便利です。構造はシンプルなもののほうが使い勝手が良い。大きなスペースを占めるので、気に入ったものをセレクトしたいものです。
チェアには、深く腰かけられて、のんびりとくつろげるタイプも多くあるのですが、このタイプともなれば食事はしにくく、どれを選択するかが非常に悩ましいところです。テーブルとチェアの組み合わせにはテーブル型のハイスタイルとちゃぶ台といった風なロースタイルがあるので、キャンプでの過ごし方に合わせてチョイスしてみましょう。
ベンチ
ゲスト用としてもモノ置き場としても便利
おのおの用のチェアのほかに、ワンアクションで展開が可能になる折りたたみの軽量ベンチがあると重宝します。
スピーディーに移動できて、焚火を囲んだり、テーブルを囲んだり、現地で急に意気投合してしまったりと活躍の場面もいろいろあります。しかも、荷物を置く代替わりとしも使えるため、地面に置きにくい手荷物や地面が湿っている場合などには重宝します。
コット
野外用のベットとして
ベンチに通じるものがあるが、サイズが大きいコットは、折りたたみ式の野外用ベットだということです。
大型テントなら、中に入れてベットとして使うもよし、テントサイトに置いてベンチ代わりに座るもよし。快適に過ごせる季節なら、タープの下にコットをセッティングて眠るなんて言うのも気持ちがいいものですね。