お歳暮の時期はいつから？期間はいつまでの贈ればいいの？お歳暮の期間が近づいてくると、贈る時期やタイミング、あるいはお歳暮の期間について気になるもの。
そのような季節の贈り物は、多少なりとも時期がずれてしまうとその贈り物の持つ意味合いが変わってしまうことがあるのです。そういう理由から、失礼なくスムーズにお歳暮を贈る上でもマナーを知ることは非常に大切なことです。
今回は、お歳暮の贈る時期と期間に関する知識とお歳暮をを贈って喜ばれる人気な商品をご紹介します。
お歳暮の時期と商品で悩んでいる
■ お歳暮の時期はいつからいつまで？
■ お歳暮を贈る時期が遅くなったら？
■ お歳暮の相場はどのくらい？
■ お歳暮で喜ばれるものは何がいいのか？
お歳暮とは
お歳暮とは、「歳暮」つまりは「年（歳）の暮」となっています。
年の暮れに日頃お世話になっている方たちにおいて1年の締めくくりとしてお礼の気持ちや感謝の気持ちを込めて「これからもよろしく頼みます」と贈り物を行なう習わしになります。
お歳暮の由来は、江戸時代や室町時代までにさかのぼるとされています。年末に先祖の霊に対する供物を親族や近所の人に配ったことが原型といわれているようです。現代では上下関係や会社での関係等にとらわれることなく、親しい友人や知人、親族などというような常日頃よりお世話になっている方に贈り物を贈るケースも増加しています。
お歳暮の時期はいつからいつまで？
お歳暮はそもそも、「正月事始めの日」と見なされる12月13日から12月20日までに贈るものと言われていたのですが、今の時代は関東地方を主としてお歳暮の時期が早くなるトレンドが見受けられます。
年末になると忙しい時期に届いては相手に迷惑という風潮もありますが、生鮮食品や鮭や昆布といったお正月に感謝されるようなものは先方の了承を得たうえで、年末の正月に近い日付で贈ったほうがよいとされるものもあります。
11月中にお歳暮を贈る準備を済ませて、11月末には品物を贈るというようなケースも多くなっているようです。
地域によって最適な時期に違いがあります。
贈る際には受け取る側の住まいによって、お届け日を合わせるといいでしょう。
| 地域 | 時期 |
|---|---|
| 関東 | 12月1日～25日頃 |
| 北海道・東北・東海・関西・中国・四国・九州 | 12月13日～25日頃 |
忌中や喪中の場合は？
贈る側、受け取る側のいずれかが忌中の場合は、お歳暮は贈りません。また、いずれかが喪中であった場合は、お歳暮を贈ることは問題ありませんが、先方に連絡をしたうえで、寒中見舞いとしてもいいでしょう。
お歳暮の相場の目安はどのくらい？
お歳暮は翌年以降も相場が変わらないくらいの品物を継続して贈るのが常です。
あまりにも価格の高い品物を贈ってしまうと相手方に気を遣わせてしまうのみならず、あなたにとっても次の年以降の負担になるやもしれないため、お歳暮の値段は相場を目安に選択すれば良いかもしれません。
相手先とのつながりや年齢に応じて金額は変わるものですが、ごく一般的なお歳暮の相場は3,000～5,000円程度だと言えます。
取引先や友人、知人には3,000円程度、お世話になっている上司または結婚式の仲人、遠く離れて暮らしている両親などへは5,000円程度が目安だとされます。けれども、お中元を贈らずお歳暮だけ贈る場合や贈る側の年齢が高いケースになると、相場と比べても高くなる特徴があり、特段重要な取引先等に関しては5,000円～10,000円程度の品を贈ることだってあります。さらに、お中元を贈っている先方にお歳暮を贈る場合は要注意です。
お歳暮には、お世話になったことに対する感謝の気持ちやお礼はもとより、来年もよろしくお願いしますという意味もあるため、お中元よりも2割程度値段を高めに設定する傾向にあるといえます。
相手との関係性だけじゃなく自身の負担にならないかどうかも吟味を行いながら、お歳暮の品物を選ぶようにするといいでしょう。
お歳暮の準備が遅くなってしまった
お歳暮を贈ることが可能な時期はずいぶん短いこともあって、贈るタイミングを逃さないように取り掛かりましょう。
そうは言っても、仕事などで日々の生活が慌ただしく、お歳暮を贈るのが年明けになりそうなときや、お歳暮を贈るということが記憶から消えていたケースや、発送ミスによって年内にお届けできないのであれば、お歳暮欠礼のお詫びの連絡を済ませた上で、表書きを「お年賀」という形でお歳暮の代わりに贈る方法もあります。
このようなケースでは、関東では1月7日の松の内までに、関西では1月15日までに届けられるように手配をします。
その時期も過ぎてしまうようでしたら、表書きを「寒中御見舞」「寒中御伺（おうかがい）」ということで、大寒を迎える2月4日までに品物を贈るようにしましょう。
目上の方に贈る際には、表書きを「寒中御伺」とすると尊敬する気持ちがより相手に伝わり、良い印象をなされるはずです。
いずれかが喪中の場合は、お年賀を贈ることが行なえませんので、松の内を過ぎたら寒中見舞いとして贈るようにするといいでしょう。
沖縄では旧正月を祝う地域もあるということから、「お歳暮」ののしでも贈れるケースがあります。
しかしながら、沖縄県内であっても地域の事情というのは異なることから、「お歳暮」として贈っても大丈夫であるかどうかあらかじめ確認することを忘れてはいけません。
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